mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

2020-01-01から1年間の記事一覧

◆初ムク

ー伍話ー 恋を自覚した骸だったけど、ハッキリとまだ認めてなかった。 聡いけれど自分でもまだこれが恋なのか、もしかしてただの憧れなのかもしれないと 感じて答えに確信を持てずにいた。 確信するには骸は外の世界を知らな過ぎる。 取り分け答えを急ぐ必要も…

◆初ムク

ー肆話ー どこか甘く、少し焦げた香ばしい匂いが鼻を擽る。羽毛布団の温もりにまだ身を任せたかったが骸はゆったりした微睡みから少しずつ目を覚ました。そして真っ先に目に飛び込んできたのが起き抜けには少し眩し過ぎるブロンドだった。 「……、」 ブロンドの…

◆初ムク

ー參話ー 『一緒に暮らそう』 そう言ったⅠ世だが、骸の気持ちを尊重して強制的にあさり組で暮らさせる事はしないという。 そうは言っても子供である骸に選択肢は殆どない。 ここで拒否した所で骸の行き着く先は保護施設になるだろう。 あさり組で引き取られる…

◆初ムク

−弐話− ほんの少し眠っただけだが、子供は直ぐに目を覚ました。着替えを用意させてたⅠ世が自室に戻ると子供が身体を起しているのに気付いて直ぐに近寄る。 「起きたのか、まだ疲れてるだろうから寝てて良かったんだぞ」 子供の横に座り頭を優しく撫でれば子…

◆初ムク

−壱話− いつもは耳に痛いくらいの静寂に包まれた殺風景な景色の部屋が真っ赤に染まっていた。 どこに視線を向けても視界が赤で占められチカチカと目が痛んだ。 壁に背を預けて座っていた体制から立ち上がると瘦せた小さな身体が傾いてふらついた。寸でのとこ…

◆初ムク

場所は浅利組・離れ。 「おや…ジョット。どうしました?」 骸は学校からの帰り、自分の部屋に戻るとそこにはジョットが待っていた。 日が落ちた後ならまだしも、今はまだ夕方。 相談役として重鎮されてる彼は本家に居ると想定していたからか、日中にジョット…

◆宿虎SS

悠仁はただ、見てるしか出来なかった。 いつもなら反射のように体が動くのに今は体の力が抜かれたようにピクリとも動かすことが億劫な程、体が思うようにいかない。 その原因は目の前に佇む一人の男によってもたらされた。 両面宿儺。 史上最強の呪いの王に…

◆紅森♀設定(炎炎ノ消防隊)

◆現パロ 新門紅丸×日下部森羅♀ 家がご近所で小さな時から二人は面識があった。(引っ越してきた森羅)ヒカゲとヒナタの面倒を見ていた事もあり、子供の相手は苦手じゃない紅丸は森羅の面倒を見ていたこともある。そして5歳の差がある二人。 紅丸(18)森羅(13) …

◆僕の初恋の人(ボンゴレⅠ世×骸♀)

軽~い設定です。(※ロリショタ+捏造) 六道 骸♀(12才)隣に住んでいる綱吉(5才)の面倒を見てくれるお姉ちゃんで綱吉のお祖父ちゃんであるジョット(沢田家康 30代)に想いを寄せている。 沢田 綱吉(5才)甘え坊で天使みたいに可愛らしい笑顔で周りを癒してくれる…

◆勝デク♀(hrak)

※注意⚠ ・妊娠ネタからの流産です。 泣き疲れて眠ったデクを見下ろし自分よりも小さな手をそっと握ったかっちゃんは、本当は流産してしまって責任を感じているデクの側にいて支えてあげたかったけど自分じゃデクを変えられないと悟ったかっちゃんは病室を出…