mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

◆スノーホワイト/氷の王国 ※オリキャラ有

フレイヤが余りにも可愛くてそれなのに不憫過ぎてモヤモヤしたのでオリキャラで幸せにしょうと思った二次創作ですw

設定と軽い流れ。

 

※原作を壊されたくない方は読まないで下さい、責任を負いかねます。

 

 

 

 

話は幼い頃、親を亡くし身を休める場所や食い物に困っていた時にフレイヤの軍隊に拾われる三つ子から始まります。

 

長男のロイ

長女のリファ

次男のディラルド

 

他の子供たちは親元から強引に引き離れた為、フレイヤの事をよく思ってないが三つ子は衣食住を与えられて更に強くなれるように剣を与えてくれたフレイヤに心からの忠誠を誓う。

今まで助けてくれた大人は居なかったしこんなに良くしてくれるのに逆らう理由もなかった。

 

恐れながら訓練に挑む周りと違い、三つ子はフレイヤの為にと激変ともいえる速さで成長する。

 

ロイは剣を、リファは槍を、ディラルドは弓を極めた。勿論、それぞれ他の武器の扱い方は一人前だ。

恋に落ちたエリックとサラがフレイヤの元から去ろうとした時には殺そうとしたが手柄を手に入れたい他の者にここは俺達に、と言われじゃあやって見ろよ。とフレイヤの後ろに控える。

 

しかしエリックとサラの強さは他の子たちよりも上で押される。やっぱり俺達で、と前に出ようとした時にフレイヤが二人を阻む様に氷の壁で割いた。

エリックとサラは互いに幻を見せられ、サラは幽閉されてエリックは川底へと捨てられた。

 

しかしエリックは生きていたようでフレイヤは失敗を叱るもののサラが恋人がいなくなり気力がなくなったのに満足した。

 

それから数年経ち、フレイヤの元にラヴェンナが内倒れたとの知らせが入った。

エリックの元へ向かわせたサラにより姉が使っていた鏡を取り返し、ラヴェンナを蘇らせた。

そして王国を広げようと企むとエリックと裏切ったサラがラヴェンナフレイヤの前に現れた。

その頃三つ子はフレイヤからのお使いで城から出ていたが直ぐに踵を返してフレイヤの元へ急ぐ。

 

戦いの最中、初めてフレイヤは子供を殺したのは恋人を洗脳したラヴェンナだと知る。

そして怒りでラヴェンナを攻撃するもラヴェンナの魔法で貫かれる。

氷を崩して中に入れた三つ子は直ぐにフレイヤに駆け寄りラヴェンナに剣を向けた。エリックも加えて戦うが実体のないラヴェンナは切り刻んでも直ぐに再生してしまう。

倒れるフレイヤはディラルドに抱き起されながら瀕死の状態で魔法を使い、鏡を氷で囲うとその意図に気付いたエリックが鏡を壊し、ロイとリファがラヴェンナを真っ二つにして悪は消え去った。

 

皆が敵を打倒したと歓声を上げる中、フレイヤは抱擁し合うエリックとサラを見て愛は信じられるものなのだと思い出していく。ただ騙されたのだ、姉に。

なんて幸運な人達…そう零して自分の子供を想いながら目を閉じた。

 

城に歓声が響いてる時も、三つ子はフレイヤの傷口を塞いでいた。

フレイヤの傍に居れば、こんな事にはならなかったのに。後悔する三つ子にエリックとサラが三つ子にもう自由だと告げるが三つ子は元々自由だったと睨み付けた。

他の奴らは攫われた子供だったから反発するのだと理解している三つ子は自由になったのならここから消え去れと裏切った者達を前に武器を構える。

 

親元から離され、無理矢理戦わされたんだぞ。その女は死ぬべきだ、と声を上げた男にリファは槍で刺し殺す。

私の前でフレイヤ様の侮辱は許さない、と男を捨てると周りも武器を構えて警戒する。

エリックとサラは戦うのは無意味だ、武器を下げろと双方に聞かせるもリファはフレイヤ様の前に立ちはだかるのなら皆私たちの敵、問答無用で切り捨てる。と宣言した。

 

せっかく自由になったのに、そりゃあねぇだろ!と憤る同期達にリファは今すぐここから立ち去り二度とフレイヤ様の前に現れないと言うのなら追撃はしない。否と言うならば…と槍を突き出し目を光らせる。

同期たちは不満そうな顔を隠しもせず、しかしリファに敵う訳もないと後退る。

 

けれど数人の内は前に出てフレイヤ、ロイ達の首を狙うがリファの槍に貫かれ、ディラルドの弓に倒れる。

ロイがフレイヤを抱き上げて玉座まで下がればリファとディラルドも下がってロイの左右に控える。

 

たった三人だ、と思う者たちの考えを嘲笑うかのようにロイ達はその名を呼んだ。

 

アレキサンドラ(ジャガー)

アンバー(鷹)

オブシディアン(狼)

 

低い唸り声が聞こえると奥の扉から現れたのは三つ子が従えている巨体な猛獣たちに皆が目を丸くさせる。

 

オイオイそんなの有りかよ…と怯える同期。

アレキサンドラたちはフレイヤの傍で警戒態勢に入り、ロイはフレイヤを死んでも守れと命令し、三つ子は前に出る。

 

フレイヤ様は誰にも手出しさせん。ここからは俺達がお前たちを狩る番だ。

エリックはサラ達を連れてフレイヤの城を後にする。逃げず、立ち向かおうとした他の者らはロイ達に始末される。

 

こうしてフレイヤが強奪した子供たちは瀕死の女王と三つ子を残し氷の王国から自由になった。