mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

◆本能(高土)と近況報告

※高土♀がライオンです

※この話は2話ぐらいです、ほんでちょっと?いや、かなり土方さんが乙女ww

※1話はファイルのどこかにあるのですけど行方不明なので公開は気長にお待ち下さい←

※土方さん高杉が大好き過ぎるので注意!

 

 

 

 

 


土方が高杉に着いて来て高杉の岩山にある塒に住み着いてから随分と時が経った。

土方は塒の掃除をしながら時折ベットでのんびり寝転がる高杉を見ては、嬉しそうにまた掃除を再開する。

 

二人で共に時間を過ごすのも慣れてきた。

鼻歌を歌えそうなほど土方の周りに花が咲いていると寝床でのんびり寝転がっていた高杉の耳がピクリと僅かに動いたと思うとピンと立ち上がってその双眸が鋭く光った。

土方が首を傾げると地鳴りが鳴り始めて物が小刻みに震えだし、足元から崩れそうな感覚に襲われる。

何事かと土方が周りを見渡すと高杉はその異変に瞬時に身を起こした 。

 

「あっ…!?」

 

いきなり体を揺らす程の強い揺れに驚いた土方が小さな悲鳴を上げてガクッとバランスを崩した。

しかし地面に叩き付けられる前に高杉が倒れそうになった土方の身体を支えて腕の中に落ち着かせる。

 

「ぁ……」

 

力強い腕と暖かい高杉の胸板に触れて土方は赤く頬を染めた。

地震は未だ止まず、 一定の揺れを保ったまま止む気配はないがこれ以上大きく揺れる気配もない。

しばらく土方を腕の中に閉じ込めて耳を立たせながら信心深く周りの様子を見る高杉。


「…治まったか」

 

長い間揺れていたが、 揺れ一つしなくなって高杉はポツリと呟いた。

もう大丈夫だろうと思い、 高杉が土方を見下ろすと土方は赤く頬を染めて熱の籠った目で高杉を見上げていた。

いつの間にか地震の事など忘れていた土方は高杉の事しか頭になかった。

 

「…高杉」

 

高杉は離れようとするが、 土方が更にくっついて離れようとしなかった。

見上げてくる視線は強く熱く、 高杉は何かを諦めたように土方の腰に腕を回すと引き寄せてそっと唇を重ねた。

 

「ん…」

 

この塒に来てから、初めての口付けだ。

拒絶されたことも冷たくあしらわれたことも、 出ていけとも言われたことがない。

ちゃんと存在を認めてくれて狩りの時に負った傷にも、 気付いてくれて手当てをしてくれた。

寡黙過ぎて言葉数は足りないけどちゃんと気にかけてくれた…。

 

そんな高杉に土方は更に惹かれてた。

けれど、高杉は触れてはこない。
野生のライオンの雄雌が一つの塒に一緒に居るなら、 交わることがあっても可笑しくない

土方も高杉と交わることもちゃんと想定して着いて来たものの、 当の高杉は指一つ触れてこない。

寝る時は寒さを凌ぐために寄り添って眠るのだが、 それだけでそれ以上はない。

 

別に土方は交尾をしたいのではない。
雄雌のライオンが一つの塒にいて、 何もないということは自分を雌として意識していない証拠なのだ。

それを気にして時折高杉に問い掛けようと口を開くがいざ聞こうとすると、答えを聞くのが怖くて聞き出せずにいたのだ。

 

しかし今触れる腕の力強さと支えてくれた高杉に土方は胸のトキメキを抑えられない。
いつの間にか体温が上昇して高揚する気持ちを抑えられず高杉が離れようとすると離したくない思いでその胸に頬を擦り寄せてくっついていた。

 

初めて交わす高杉との口付けは情熱的だ。


「ん、ふぅ…っ…」

 

ちろりと唇を舐められて反射的に微かに口を開くとその僅かな隙間を高杉の舌が滑り込み、奥に隠れてる舌を捕らえる。

 

「んんっ…」

 

ざらついた熱い高杉の舌に土方はびくりと震え、 高杉の背中に腕を回してしがみつく。

 

「あ、ん…っ」

 

奥に縮こまって逃げる土方の舌を高杉がつついて尚も逃げようとすると素早く絡めとられ、強弱をつけながら甘噛みされ肩が跳ねた。

 

「あぁ、っ…んんっ」

 

跳ねた肩をあやすように撫でられきゅーっと痛いほど強く舌を吸い上げられると、 土方の体全身にゾクゾクと甘い痺れが走りかくんと下肢の力が抜けて高杉によってゆっくりと寝所に下ろされた。

余りの気持ち良さに喉がグルル…と甘く鳴る。

 

「ぁあ……はぁ…ぁん…ッッ」

 

土方は呼吸が止まりそうな激しい口付けに頭の芯まで蕩けてしまう 。

ようやく高杉が口付けをやめて唇を離す時には土方は肩で息をして呼吸を乱していた。

 

「…止めるなら、今だぜ?」

 

高杉は土方を見下ろして言う。

目の奥に揺らめく欲望を隠しもしない高杉だが逃げるのなら今の内だと、土方に逃げ道を作ってくれている。

 

もしここで土方がやっぱり怖いからと逃げ出しても高杉は追って来ないだろう。

落ち着いた頃に戻ってきてもいつものように無条件に受け入れてくれて追い出しもせず、いつものように寝床でのんびり眠そうにするのだろう。

 

けれど、そんなの土方が許さない。

こうなるのを土方は望んでいた。高杉が欲しかったから。なのにこんなに昂らされて逃げて良いぞ、なんて言うのは狡くないだろうか。

 

こんなにも欲しいのに、なんて狡い男だ。

 

土方はまだ痺れる腕をゆっくり持ち上げると鋭い爪を剥き出しにして高杉の胸元に爪を立てて下に滑らした。

ピクッと体を揺らした高杉だけど土方の好きなのようにさせている。

 

すると高杉の鍛えられた胸元からお腹に掛けて4本の紅い線が浮かび上がり遅れて血がじわじわと滲んでくる。

それの様をうっとり…と眺めてから土方は優艶に微笑んだ。

 

「もう…待てない」

 

鋭い翡翠の目がスッと細められると、その口許が弧を描いた。

 

 

 

END

 

 

 

 

◇近況報告◇

こんにちは!最近原稿が忙しくて全然更新出来ておらずすみませんでした…(泣)

スパコミに高土を持っていくのでその原稿を急いで終わらせようとしてるのですけど如何せん仕事しながらの原稿は思いの外キツくて小説なんて書いてる余裕はありませんでした…!!

なのにそんな切羽詰まった感じなのに今月の頭くらいから最近旬の【はたらく細胞】にハマってしまいまして…キラーT細胞に見事に堕ちましたとも!はい😂💦

なので好きが勢い余ってキラーT×白血球の本も出すことにしました。スパコミで。

スパコミ10月7日ですよ?〆切もあるから入稿予定日から一月も切ってるのよ?高土の原稿もやりながら今からキラ白の原稿って自殺行為ですよね!?でもキラ白楽しくてノリに乗ってるので余裕だと思います✌✨

人気なのに支部に行くとキラ白のイラスト54件の小説116件と少な過ぎません??え?キラ白クラスタどこ…?!!ってなりながら日々仕事しながらの原稿をやっている感じで御座います。

 

キラ白楽しいし可愛い。

鬼滅も蜜璃ちゃんが可愛いし尊い

 

でも…!!!!!

 

一番の衝撃は銀魂がとうとう終わってしまう事ですよーーーー!!!!!!😭😭😭💦💦

一昨年?のJFから最終章に入るってあった時から「まだ終わらないやん(笑笑)終わる終わる詐欺?(笑)」って友達と笑ってたのにホントに終わってしまうなんて……悲しいけれど空知先生も長い間頑張って来たんだしそろそろ休んで下さいって気持ちなんですけど、出来れば高杉と土方さんが出会ってからというか絡んでから終わって欲しいー!!!😢💦💦

 

高土…!!アニメグッズのラバストで高土は出たし、小説でも高土絡んだけど原作!!原作では全然絡んでないから…!!!

絡んで欲しかったよぉ…だって残り3話で高土絡むとは思えないもの…絡まずに終わるのでしょ…??高土クラスタとしてはツラい…そして高杉は生きるのか死ぬのかも知りたいよ…お願いだから生きてね…😢

 

なんか長くなりましたけど私は元気です。

高土とキラ白の原稿を頑張ってます。小説の更新は乏しいですけれど、これからも高土書いていきます(*^^*)

本に興味のある方はもし良ければ2018年10月7日の東京ビックサイト銀魂スペまで遊びに来て下さいませ~🙌

 

 

2018.8.31