mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

◆ボンゴレ探偵事務所(初ムク)

設定

 

 

 

ジョット(30)

ボンゴレ探偵事務所の社長。

数年前は世間を騒がせた名推理の探偵だったが直ぐに引退して事務所を立ち上げ、若い子達に事件の解決を任せている。

困った時には直ぐにサポートしてくれるので尊敬されている。

かなり優れた超直感を持っている。

綱吉達の様子を見る為に一度現場に来てみればそこで怪盗としての骸を見掛ける。

綱吉達のいい刺激になるだろうと捕らえず初めはただ身のこなしが良いとしか思ってなかったが事件後に街の通りを歩いていたら骸と連れ違う。

ジョットの超直感で骸があの怪盗だと気付く。

骸の後ろを追う嬉しそうな子供たちとそんな子供を見下ろす骸の表情に何となく宝石を盗む経緯を察して調べる。

骸達の経歴は見付からなかったがどこの施設で育ったかだけ見つけてその施設が後ろ暗い噂がある事が分かり、骸たちが施設から逃亡している事を知る。

気になって骸たちを遠くで眺めていると子供たちに好かれて慕われる骸に心惹かれるようになる。

 

 

骸(16)

その昔施設で育った見目麗しい怪盗69(シックスナイン)。

貧しい施設で育ったから自分を慕っている子達を守るのに宝石を盗んで食べさせていた。

頭が切れて運動能力も高かったから宝石を盗っても捕まらずいつの間にか怪盗としての名が着き世間を賑わした。

施設の人間からは世間を賑わす怪盗が骸である事を勘付かれた為施設から子供たちを連れて逃げ出し宝石を盗みながらそれを逃亡生活用にして追ってから身を隠している。

世間を賑わしているからそろそろ次の街に移ろうかと最後の仕事をした時にジョットに捕まる。

今までジョットの下で働く綱吉たちに何度も邂逅してきたがジョットとは会った事がなかった。

なのに骸の罠を見つけ出し骸を捕らえて見せたジョットに骸は驚く。いきなりキスされた事にも驚き抵抗も忘れてしまい好きにされる。

骸を気に入ったジョットが骸の経歴をもみ消し、子供たちを保護する代わりにボンゴレ探偵事務所で働く事を条件とされた。

 

骸は自分の能力が重宝される事を自覚していてそれを施設の人間が狙っている事を知っているのでボンゴレ探偵事務所に留まれば必ず危険が迫ってきますよと、ジョットに警告するがジョットはそんな事は分かっている。向かって来るなら迎い撃つ、お前たちを守るよ必ずな。とジョットは骸を自分の懐に迎えた。

 

最初はやはり警戒するが次第にジョットに裏がないと分かると骸は物好きな人ですね、とジョットに凭れるように心を許した。

 

ボンゴレ探偵事務所に住処を移してから数週間。

骸は皆が寝静まった夜更けにいつものように足音を消して外へと出た。

勿論逃げる為ではなくただ散歩したかったからだ。

骸は一人ぶらりと散歩するのが趣味だった。ここ暫くは散歩出来なかったから子供の安全に気を使わなずに好きに出歩けると気の向くまま歩く。

だけどふと後ろに気配を感じて振り向くとジョットがいた。

何で貴方がいるんですか?と呆れた表情をすれば骸が出掛けるのを見掛けて護衛も兼ねて着いてきた、と悪びれる事なく言うジョットに骸は苦笑いする。

 

僕はか弱い女性じゃないので護衛も監視も必要ありませんよ、と言うがジョットは監視はしてないが万が一の事があるからお前を一人にしたくない、と一緒に着いて行って良いか?と尋ねた。

ただの散歩です、構いませんよ。とジョットに腕に掴まるように手を引かれて骸は身

 

を寄せて頷いた。

 

気が済んで二人は事務所に帰るとジョットはそのまま骸を自室に連れて行く。

骸も手を引かれるまま素直にジョットの後を着いて行き二人は寝室へと消えた。

 

 

部屋に入ると骸は手を引かれるままにジョットの後を追う。

ジョットが部屋の中央に置かれたベットに腰を下ろす。骸はジョットの視線に促されるまま近付くと腰をジョットの膝に下ろして見つめ合う。