mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

◆勝デク♀(hrak)

※注意⚠

・妊娠ネタからの流産です。

 

 


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泣き疲れて眠ったデクを見下ろし自分よりも小さな手をそっと握ったかっちゃんは、本当は流産してしまって責任を感じているデクの側にいて支えてあげたかったけど自分じゃデクを変えられないと悟ったかっちゃんは病室を出た後ずっと断っていたし行くつもりもなかった海外(アメリカ)からの要請に頷いて逃げる。

そこで自暴自棄になってがむしゃらに敵を半分殺しにして荒れている所をデクが迎えに行くっていう設定までがセット。

自分なら無鉄砲に飛び出すデクを引き止められると自信があったからこそ、今回の事で自信を失くしデクの中で俺は瀬戸際で思い出してくれる程じゃなかったんだな…って無気力になる。

ヒーローだから人を救けるな、とは思わないし当たり前なんだけど今は身篭っている身だし庇う前にちょっとでも俺を思い出せるように愛したつもりだった、でも俺が…愛し足りなかった所為で愛した人との子供を亡くした、迎えに行けば良かった、一人にするんじゃなかった、もっと…ちゃんとやれば…。って自分を責めるかっちゃん。

いつものかっちゃんだったら、クソがっ!!勝手に俺から離れンなや!!って敵顔負けな程に怒るけど今回は身篭っていたから。

自暴自棄になって疲労困憊になっていた所で誰にも言わず海外で活動していたかっちゃんの所に数ヶ月かけて「やっと見つけた…帰ろ?かっちゃん…」って遥々追いかけて来たデク。
だけど俺は日本には帰らねぇ、お前だけ帰れって追い払うかっちゃん。何で…?僕がかっちゃんの言う事聞かなかったから?!って泣きそうになるデク。

でもかっちゃんはそうじゃない、俺じゃあお前を守れねぇって分かった。俺じゃ駄目だったンだよ…そりゃそうだよな、俺はお前を傷付けた事はたくさんあっても、大事にした事は少ねぇ…守れる訳ねぇ、プライドを優先してしまった結果だ。お前は何も悪くねェ…平和の象徴であるヒーローだ、だから人を救ける。お前は何も間違っちゃいない…だから自分を責めるな、本当なら俺が支えなくちゃいけねぇのにな…俺じゃあ駄目だったんだよ。

それを聞いてデク怒る、お互い拗れ過ぎて好き過ぎるし。

背を向けようとするかっちゃんの手を掴み、君が…っ!!簡単に諦めるなよっ!!僕を愛してるンじゃなかったのか?!!って大声を上げて睨み付ける。

するとかっちゃんもテメぇを愛してるから守れねぇ自分にイラついてンだろうが!!?って怒鳴る。

ここで逃げるなんて許さない、僕は悪くない?いや、悪いよ!!庇った人とそのまま横に避ければ良かったのに動かず庇ったから僕達の赤ちゃんを殺してしまったんだよ、他のヒーローを待てば良かったのに、僕はそうしなかった。だから僕が悪くないなんて、そんな事はない…。

いつも君が言っていたよね、僕が自分を顧みない事によって悲しむ人が居るんだと…ホントそうだよ、何で僕分からなかったのかな…あの時は僕だけじゃなかった、愛した君との赤ちゃんをお腹に身篭っていたのにヒーローとしての自分を優先してしまった。ホントごめん…っ、気付くのが今更だよね…こんな大きな代償を払うまで気付けないなんて僕はホントにバカだよ…やっと気付けた。

だから…君まで僕はから消えないでよ…君が居ないと駄目なんだよ僕は…帰ろうよ…かっちゃん…。

涙ながら零すデクにかっちゃんもいつの間にか泣いていた。

離さない、そう言うようにデクはかっちゃんの手を固く握り締めていた。かっちゃんはデクと日本に帰る。

ここまで切ない感じで、流産しちゃったけどそこはご都合主義の個性事故があるので大切なモノを取り戻せる個性に掛かって流産してしまった子は戻ってきます、ハピエンしか認めん!←

 

 

取り敢えずこんな感じの話を昨日妄想してました。

ハピエン厨