mikotoの呟き

小説(◆マーク)とお知らせや近況報告

◆五悠宿虎SS

五悠多めのSS。

ぱうにて投稿したものです。

 

 

 

「あっあぁ…!!せ、んせぇ、やら、奥…っ!」
「うん?」
「ふぁぁっ、そこダメぇっ!」
「気持ちー?」
「うん、うんっ…!だ、からダメっ…!!あぁんっ」
「でも僕はここが気持ちいーな?悠仁が気持ち良いから僕も直ぐにイッちゃいそうだよ」
「あ、んっ!あぁ、うぅ…イって♡♡せんせ、イって…!」
「ふふ、出して良いの?」
「出してぇ♡」
「どこに出して欲しい?」
「あッ、あッ…な、か…中に出して…!♡」
「赤ちゃん出来ちゃうかもだけど、中に出して良いんだ?悠仁
「いい、良いよ…!せんせぇの赤ちゃん欲しいっ♡♡」
「ハハッ悠仁はホント可愛いなーもう!なら遠慮なく奥にブチ撒けるよッ!」
「ひゃぁあっっ♡♡せ、せんせぇっ…!!!」

という五悠 が大好き(*´ ˘ `*)ウフフ♡

 

 

 

 

◆ 
 

「帳が…あれ?!先生!!?」

見上げれば上空に五条が目隠しを外し、冬の青空を閉じ込めた瞳で凍てつくような視線が花御を見下ろしていた。

「五条先生…」

悠仁は先生から放たれる肌を刺す殺気に先生が怒ってる?と疑問に思いながらも心底安心もしていた。
五条なら誰にも負けない。だからこの場はこっちが勝ったも当然。先生の邪魔になるような事はしたくないが先生と一緒に戦えるかも、と不謹慎ながらワクワクもしていた。

悠仁、無事?」

重力に逆らって上空に留まっていた五条がストっと軽やかに悠仁の傍に降り立った。先程まで花御を見下ろしていた底冷えするような視線はない。

「無事…!」

やはり五条の強さは桁違い。
悠仁は五条に体当たりする勢いで抱き着き何も問題ないと報告する。

「そっか、安心した」

両頬が赤くなっているのをじっと見つめたが今は問う場合ではないだろうと悠仁の頬から視線を外し五条は花御に向き直った。

「あの時も悠仁を囮に逃げやがったのに悠仁をまた狙うなんて…」

覚悟しろよ?

ヒヤリとする程冷たい声がその場を制した。
悠仁は誰にも渡さないと、悠仁の肩を抱く腕が物語っていた。

 

◆ 
 

教室に戻る道すがら、同じく教室に向かうのであろう五条の後ろ姿を悠仁は見つけた。
いつものように両手をポケットに突っ込み歩く後ろに悠仁は閃き、その時キャーピン!と効果音がどこかで聞こえた。

遠くにいる五条はまだ悠仁に気付いてないから気付かれて振り返る前にと悠仁は猛ダッシュした。そして、

ズボッ!!

「……悠仁?」

悠仁は両手をポケットに突っ込んで体と腕の間に出来た隙間に頭を突っ込んだのだ。
それは両手を合わせ作った穴に顔を突っ込む猫の動画によくあった光景だった。いきなり後ろから突進されたのには驚かないが腕と体の隙間に頭を突っ込んだのには驚いた五条だ。

「えへへ、五条先生!」

成功した!とそのまま挟まれたまま屈託なく笑うその顔に五条の心臓はズッキューン!!とハートの形をした矢に撃ち抜かれた。

「可愛いなこの野郎」

思わず本音が飛び出た五条は片手をポケットから出し悠仁を抱き締めた。嬉しそうに笑う悠仁が可愛い過ぎてツラい、と五条は幸せの溜息を吐いた。

五条との子どもが出来た悠仁
男の子で先生似で可愛い!先生の力と悠仁の桁違いの身体能力を受け継いでいてまだ幼いからたまに目が痛くなって悠仁ママに引っ付いて甘えるの

「あれ、どうしたの?」
「悟さん、おかえり。なんか目が疲れちゃったみたい」
「そっかー、まだ小さいからね。制御の仕方がまだ分からなくてしょうがないよ。この力に関しては慣れて自分の物にするしかないから」
「…うん」
「ふふ、大丈夫だよ。悠仁が甘やかせばあっという間に良くなるよ」
「…父さんと一緒にしないでくれる?」
「あ。起きちゃった」
「えー?お前お母さんに抱っこされて良くならないの?」
「……なるけど。」
「だよね〜!流石僕の悠仁♡」
「もぉー、2人ともそんなんでホントに治るの?」
「「なる!」」

悠仁は皆で使う休憩スペースのソファでぐったりしてる五条を見つけ、滅多に見られないその姿にギョッと慌てて駆け寄った。

「五条先生?!!どったの!!?」

どこか怪我でもしたの?!と前に回り込んで体をぺたぺた触って確認すると五条はん…?ゆーじ?と弱々しい声音を零して起きた。

「先生…大丈夫?」

ありありと心配だと顔に隠しもしない悠仁にくすりと五条は笑う。これが七海や恵たちなら静かで良いな、とか言いそうなのに悠仁は全力で心配してくれている。
その事が酷く擽ったくて…嬉しい。

「だいじょうぶだよ〜…ちょっと暑いのが苦手なだけ」
「え?今日暑い…?」

まだ春先なんだけどなぁ…?と首を傾げる悠仁だったがそのまま両手で五条の頬を包んだ。

「!」
「冷たい?」

さっき缶ジュース飲んでたからまだ冷たいンだ!と微笑むのに五条は肌の表面が冷たい、けれど暖かい悠仁の手に擦り寄って頷いた。

悠仁は…本当に可愛いね…」

急な雨に降られずぶ濡れになった五悠が先生の家で着替えて先生の筋肉に悠仁が目をキラキラさせる話。
(※まだ付き合ってない)

「はー…天気予報見れば良かったね、下着まで濡れちゃった」
「ねー。朝は晴天だったの…に…?!」
「?…悠仁
「……五条先生、腹筋すご…」
「え、ちょっ…悠仁?」
「先生の顔凄い幼いから、えと…ギャップ萌え?っていうの?凄いね…」ぺたぺたと触る
「………。」
「俺も腹筋とかある方だけど、先生のはなんていうのかな…イタリアとかによくある彫刻みたい」つぅ…と指でなぞる
「ッ…」
「五条先生、カッコイイ」
「…はぁ…悠仁それ、わざとやってるの?」
「え?何が」
「チッ…これだから天然無自覚は…」
「せ、んせ…?お、怒った?」
「ううん、怒ってないよ。でもこれは悠仁が悪いよね?」ニコリ
「え?」ドサッと押し倒される
「こんなに煽ったんだから、責任取れよ?」悪い笑みを浮かべながら見下ろす先生

ペロリと食べられる悠仁でした(*´ ˘ `*)ウフフ♡

五悠←宿でNTRは楽しいぞ

「うくっ…ぅ…」
「何を泣いている」
「…ひくっ…うる、さい…オレを、穢したくせに…」
「気持ち良かったくせに」
「せ、んせぇ…ごめ…なさい…せんせ…」
「…ガキがメソメソと鬱陶しい、ほら鳴け」
「ひゃぅっ!?い、やぁ、触る、な…っ!!あ、やだぁ…!!あっ、あぁっ…!」

宿虎←五でNTR

「だめ、だめっ…!!」
「大人しくして、悠仁
「先生、なんで…っ」
「僕の気持ちを知っていながら宿儺と婚姻の義を交わすの…?許す筈がないでしょ」
「ひっ!や、指入れちゃだめぇ…!!や、やだ!止めてよ先生…!!宿儺ぁ…!」
「嫌なら懐剣で僕を止めれば良い。簡単だろ?」
「そ、んな事…出来る訳が…!!ぁあっ、ん…!!?」
「…悠仁は甘いからこれから僕に穢されるんだよ」

今週の本誌せんせーヤバい。

虎「え…なに、これ…」
東「派手にやったな」
虎「……俺、めっちゃ手加減されたのか…ていうか富士山の時も手加減してた?!!」
東「富士山?」

喧嘩した五悠

「ごめんなさいは?」
「…俺、謝んないよ…」
「…悠仁?」
「プイッ(´^`)」
「…へぇ?僕に逆らうんだ?」
「っ…!せ、んせ?」
「じゃあちょっと乱暴しちゃおっかな」
「ひっ…!や、だ」
「聞き入れてあげないよ」
「やだやだ先生ごめんなさいっ!」
「もう遅い」

「うぅっ…せんせの意地悪…(泣)」
悠仁が言うこと聞かないからでしょ。ほら?」
「…せんせぇごめんなさい…大好き…」
「はいよく出来ました。僕も大好きだよ」

今週は五悠やったな…(*´ ˘ `*)ウフフ♡

「もぉー!!何で桜咲いてるのにこうも雨ばっかりなのよ?!寒いし花見出来ないじゃないの!!」
「…釘崎寒いからってさぁ、俺で暖取るのやめね?」
「お黙り子供体温。湯たんぽ」
「………。」
「伏黒まで俺で暖取るし俺も寒いンだけど?!いや、左右温かいけどさ!!」
「君らなぁにやってるの?w」
「五条先生!寒いンだけど温めてー!!」
「ちょっ、虎杖!呼ぶな!」
「そーよ!!何呼んでるのよ!」
「恵、野薔薇…ひどくない?そんな事言う子達はまとめて温めてやるー!」
「ギャーっ!セクハラで訴えるわよ!!」
「っ…五条先生苦しいンで離して下さい 」
「あははは!温かい〜!」ぎゅう〜っ
「虎杖笑い事じゃないでしょ?!」
「…疲れた」

「(温めてる筈なのに僕の方が暖められてる気がするなぁ…)」

先生のお膝に悠仁が座って後ろから先生に抱き締められ、悠仁の左右を伏黒と野薔薇が陣取って暖を取る仲良し1年生と担任の姿を見て呆れた顔しながらも写真に収める2年生の姿があった3月下旬。

窓から空が白んで朝が昇ってくるのをただ眺める。
頭の中は特に何かを考えている訳ではなくただ変わる空の色をベッドに横たわって紅い瞳が眺めていた。

「…む、ぅ…」

眩しかったのか懐で心地良さそうに眠っている子供がむずかるように小さく唸る。
視線を下ろせば前だけを崩した己の乳房を食みながらちゅう、ちゅぱ…と悠仁が吸い付いている。

涎で濡れてベトベトになってしまって乳房を見て激昂したのは最初の内だけで今では求められてしまえば好きに吸わせている。
まるで大きな赤ん坊だ。けれど子供は別段乳離れが出来ない母が恋しい赤子な訳ではないらしい。
遠征に赴いて宿儺が出られない時は普通に眠れているし子供本人も母親?どっかに居るんじゃない?と興味すら抱いてないのだから宿儺は嗤う。

宿儺のおっぱい吸いながら寝るとぐっすり眠れるし宿儺が傍にいてくれてるンだって安心する。

と、はんなり笑いながら言われて許してしまった己は子供に対して僅かに母性に目覚めそれを悦びすら感じているのだから手に負えない。

ちゅう、と乳も出ない乳房に吸い付く子供の頭を撫でて宿儺は光を遮る為にカーテンをそっと閉めた。

悠仁に用事があったから部屋に来てみれば、驚きの光景で少し固まってしまった。
思わずここ、悠仁の部屋だよね?と表式なんてないのに確認してしまった。見慣れたベッドに宿儺が居るのだから悠仁の部屋に間違いなかった。

「…これ、どーいう状況?」

五条は目の前の光景を見て困惑する。求めていた悠仁は、宿儺の胸に吸い付いて気持ちよさそうに眠っていたからだ。

悠仁まだ乳離れ出来てないの?と笑いたいがなんせ乳を吸わせているのはあの呪いの王、宿儺だ。五条が居ようと平然と乳を吸わせているのに恥じらいはどうしたと問いたい。けれど今は女の身体でも元は男だから恥じらいなんて以ての外だった。

ちゅぱっ、と濡れた音に思考していた頭が我に返り濡れた音の元を見れば吸うのに疲れたのかはふ、と胸から口を離す悠仁。口内から出された宿儺の胸は涎でベトベトに濡れていてずっと吸われて舌で転がされていた乳首が赤くなって立っていた。
少し休憩して悠仁は再びはむっと吸い付いてちゅうちゅうと吸い付いた。

その一連を五条は瞬きすることなくじっくりガン見してた。そして勃ってしまっていた。最高の絶景だった。

「ねぇ、僕も交ぜてよ」

「僕も交ぜて?」

首を傾げながら問い掛けてるいるが目隠しを下ろしたその目は爛々と渇望の色に変わっていて逃がす気はないと語っていた。

まさか己まで喰らおうとは…物好きな者もいたものだ。ケヒッ、宿儺は妖艶な笑みを浮かべて良いだろう、と頷いた。

小僧はこの男が思いの外、好んでいるからな。許しても良いだろう。それに、中を抉られて乱れる小僧も眺めて可愛がれるとうっそり嗤う。

衣服を脱いだ五条が悠仁と宿儺の足元に腰を下ろした何も身にまとっていない悠仁の太腿から尻に向かって手を滑らすのを見届けてから宿儺は乳房を吸う悠仁の頬を撫でる。

「ん、ぅ…?」

それだけで目を覚ます悠仁に宿儺は見惚れるような表情で悠仁の額に口付けて囁いた。

「小僧…乱れて魅せろ」

朝からの満員電車ほど、辛いものはない。

「うーん…息苦しい」

ぎゅうぎゅうになった電車内の中で悠仁と五条はこれでもかっていうくらいに人に挟まれていた。
任務後に帰ろう、ってなったのだが伊地知が新幹線のチケットを取り損ねたから仕方なく普通の鈍行列車に乗ったのだが間が悪くて通勤時間だったのだ。

「そうだね、僕は背が高いから息は出来るけどw」
「先生それ嫌味?」
「あはは、ごめんごめん。悠仁はそのままで可愛いよ」
「いや、可愛さ求めてないけど」

長身の五条は余裕だが一般的な身長の悠仁はちょっと息苦しく感じていた。すると次の駅に着いたのか人が流れていくがここが降りる駅ではない二人は流されないように人を避ける。

悠仁こっち」
「え?」

五条に引っ張られて開いてる反対側のドアに寄せられた。出て行った同じ人数だけまた車内に流れたから変わらずぎゅうぎゅうだったが悠仁はさっきと打って変わって息が出来た。
五条がドアに両手を付き悠仁を囲って壁となってくれていたから。

「これで息出来る?」
「…うん」

きゅん、と来た。
ぎゅうぎゅうだから、と悠仁は赤くなった顔を五条の胸元で隠した。

「せんせ!!」

PCに向かっていた五条の背中に悠仁が雑誌を片手に飛び付く。

「んー?」
「夜の桜見に行きたい!!」
「ん〜…」

バッと夜桜のラインアップが載っている雑誌を見せてせがむと五条は悠仁の頭を撫でて苦笑いした。

「あ、ダメ…?」

苦笑いする五条にもしかして忙しかった?邪魔だったかな、と悠仁の表情が曇る。

「ダメじゃない。ダメじゃないけど…」
「けど?」
「…夜桜と悠仁のセットを見たら絶対襲っちゃうからなぁ。襲っていいなら見に行く?」

曇った悠仁の表情に五条は直ぐに否定して甘えて良いんだよ、と頬を撫でるが悩んだ理由を口にすると悠仁は赤くなって背中を仰け反らした。

「ふぇっ…?!!」
「僕、我慢出来ないし」
「う…ぁ…い、挿入ないなら、いいよ…」

あっけらかんと言い放つ五条に悠仁はしどろもどろに答えた。自分を押し倒した五条と夜桜の幻想的な姿が頭を過ぎったのだ。

「!…ふふ、綺麗に咲いてる所で、人が居ない所に連れてってあげる…」
「…ぅ、ん…」

悠仁の返事に五条は目を見張ると次の瞬間には美しく笑みを浮かべて悠仁を抱き締めた。悠仁は目元を赤く染めて頷いた。

にょた悠仁で生理ネタ。

 

「今月はめっちゃお腹痛い…ダルい…」

机の上に突っ伏して力なく悠仁は呟いた。
するとそれだけで他に2名は察したのか薬持ってるわよ?飲む?と釘崎が悠仁の背中を撫で、伏黒が労わるように悠仁の頭をぽんぽんとした。

「伏黒ぉ〜…釘崎〜」

二人のそんな優しさに悠仁は少し痛みが和らいだ気がして笑みを浮かべた。

その時、

「辛いなら僕が10ヶ月程止めてあげようか?」

背後からそんな声が聞こえて3人は振り返るとやっほーおはよ♪と片手をひらひらさせた五条が居た。

「オイコラ面白くねぇんだよその冗談」
「七海さん呼ぶか」
「せんせぇ、気配消すなよ〜」

釘崎がガラ悪いチンピラのように五条を睨み付け伏黒はスマホを耳に当てて七海を呼ぼうとする中悠仁だけはにらへ、と笑って五条を見上げた。

「んー冗談じゃなくて僕はいつでも本気だよ?」

いつもの悪ふざけだろうと呆れる3人に五条は心外だな、と首を傾げた。悠仁のガードマン、ガードウーマンの二人は五条を睨み、

「「尚更悪いわ!!」」

ひらひら。

さら…さら…。

桜の花弁が風に靡いてひらりと舞い、優しく揺れる白髪に目を奪われる。
遠く景色を眺めるその横顔が儚く見えて今にも薄れてどこか手の届かない処へと行ってしまいそうで焦燥感に掛けられた。

目を奪われ立ち止まっていると気付いた五条が打って変わっていつものように掴み所のない、けれど確かにそこに居ると感じる…普段の笑みを浮かべて悠仁を見つめ何やってるの。早くおいでよ、と首を傾げた。

焦燥感が消えず胸を締め付ける痛みに悠仁は駆け足で五条に体当たりで抱き着いた。

悠仁?」
「……。」

綺麗な光景だった。
目に焼き付いて離れる事はないだろう。けれど怖かった。今更離れる事なんて出来やしないのに、何処かへ消えてしまいそうだと焦ってしまう。
そんな不安を見越したのかどうか分からなかったが五条はくすりと笑って悠仁を抱き返した。

「大丈夫、僕は悠仁を一人にはしないから」

頭を撫でる大きな手に焦燥感が僅かに薄まる。
悠仁はうん、と頷き五条の肩口に額を擦り寄せた。

桜に攫われそうに見えたなんて言ったら笑われるだろうか。
一緒に連れて行ってと行ったら…頷いてくれるかな。

悠仁…僕に捕まって」

見下ろす蒼空がスっと細くなり揺れる琥珀を捕らえて離さない。甘い言葉を紡ぐその声はハチミツのようにトロリとしてて絡み付かれて溶けてしまいそうになる。
いつもは隠されて見えないその双眸が自分だけをひたりと見つめている事が分かると背中を駆け上がる何かに息を詰めてしまう。

顔が熱い。身体のあちこちから力が抜けて逃げられなくなる。

「…悠仁

名前を呼ぶ声が、掠れて求めているのだと懸命に伝わってきてクラりと眩暈がする。

「待っ、て…」

迫り来るその胸に手の平を押し付けて静止を掛ける。けれど逆にその手を捕えられぎゅっと握り締められた。

悠仁、こっち見て」

抗いたいのに、抗えない。
恐る恐る見上げると隠しもしない欲望を孕んだ目と合った。切ない表情なのに、決して逃がしはしないと雄弁に語っていて振り撒かれる全力な色気に既に限界だった。

「せ、んせ…そんな…見ないで…」

見つめられるだけで心拍数が上がり息が乱れる。
それなのに甘い声で名前を囁かれたら、耐えられる訳がない。
赤くなって潤んだ琥珀で懇願すれば三日月に歪んだ蒼空に喰われる、そう確信してしまった。

ちゅっ。
そんな可愛らしい音を立てて唇に柔らかい何かが掠めた。

「…え?」

きょとんと目を丸くさせて悠仁は五条を見上げた。
にっこりと笑った五条が先ほど悠仁の唇に触れた己の唇を人差し指でなぞる。

「イヤだった?」
「え?いや、それは全然平気だけど…」

てか俺が聞きたいのは何でキスしたのか、何だけど…?困惑気味に五条を見つめると嬉しそうなその顔があれ、近くね?と思った次の瞬間にはまた唇を奪われていた。

けれど先ほどの掠めたものじゃなくて今度は唇の形を確かめるかのように、食むようにしてキスされて尚更悠仁は困惑で頭上をいくつものはてなマークが浮かび上がった。

「ん、んぅっ…むっ???」

疑問の唸り声を上げればやっと口を離されて、悠仁は思い切り息を吸って本当に何なの?!と五条を睨む。
男の自分にキスして何がしたいの?と問い詰めるその目に嫌悪感も危機感もなかった。

そんな悠仁に五条は危惧するけど今はそれに甘える事にして目隠しを外すと悠仁の目を見つめ、

悠仁、好き。僕の嫁になって?」

腰を抱き寄せれば、暫しの硬直後…キスには反応なかったのに悠仁はボンっと顔を紅く染めた。

宿儺と悠仁の朝(※兄弟パロ) 

 

悠仁

低い声に呼ばれて縁側で外を眺めていた肌着しか見に纏っていない悠仁がパッと振り返り、部屋の中央で着物を広げた宿儺の元へ駆け寄る。

「それ、そこに立ってろ」
「今日はその着物?」

宿儺の前に立ってその手に持っている着物を見下ろす。菊と牡丹が一面に咲き誇る綺麗な紅い着物だった。

「気に入らぬか?」
「んーん。おれ、男だからこんなキレイなのおれが着ちゃって良いのかなって」

可愛い女の子が着た方がいいんじゃないの?と首を傾げる悠仁に宿儺はクツリと笑い、悠仁の柔らかい頬をそっと撫でる。
すると大きな目の琥珀がスっと窄まって気持ち良さそうに大きな手にもっと撫でてと擦り寄った。

「これはオマエの為にと作ったものだ、オマエが着ねば意味のなさないただの衣となる故オマエが着て良い」
「ん、すくなが選んでくれた着物、どれもキレイだから好き」

ふにゃ、と笑う悠仁に宿儺はそうだろうと頷く。
悠仁が着るもの、付ける飾りは全て宿儺が何百とある中から厳選したもの。一つも怠って選んだ物はない。

全ては最愛する弟の為。

「さぁ、本日も俺の為に着飾ろうな」

宿儺と悠仁(※兄弟パロ) 

わくわくと悠仁は草履を履く宿儺を今か今かと玄関先で待っている。そわそわ開いた玄関と宿儺を交互に振り返るその姿に宿儺は仕方なさそうに笑った。

「準備出来たぞ」
「わーい!じゃあ早く花見しょー!」

桜満開と聞いて悠仁が桜を見に行きたいと宿儺に強請りこれから桜道が有名な所へと赴く所。
宿儺の手を握って嬉しそうにニコニコと笑みを浮かべ鼻歌を歌う弟に宿儺の表情が柔らかくなる。

「すくなと花見ー!!」
「そんなにはしゃぐと転ぶぞ」
「花見にはお団子は欠かせないよね♡」
「うん!…え?」

三者の声にルンルンとはしゃいで返事を返したが気付いた悠仁と宿儺が後ろを振り返るとそこには五条がビニール袋を片手に居た。

「悟くんだー!」

きゃー!と五条に抱き着く悠仁を抱き上げて五条はあぁ、僕の天使かわいい!と頬擦りして嬉しそうだ。

「オマエ何故いる」
「花見行くンでしょ?僕が参加しない訳ないでしょうよ〜」
「オマエ等…」
「え!悟くんも花見一緒?」
「……」

さっさと帰れと口にするつもりだった宿儺は悠仁の嬉しそうな顔にぐっと口を閉じた。それを見て五条はニヤりと笑う。

「せんーせ!」
「ん?ふふ、どったの悠仁

今日は土曜日。久々に五条も休みが重なり滅多にない機会に悠仁と2人で花見に行った。そして花見してブラブラと街を歩きデートして五条が利用するマンションに帰ってきた。

夕食は五条が手を振るい悠仁を喜ばせた。その笑顔を見るだけで五条は頬が緩んじゃうのだ。
作ってくれたから皿は俺が洗うね!と流しに消えた悠仁の後ろ姿を見送って待っている間にカメラメディアに画面いっぱいに埋め尽くされた桜と悠仁の写真を眺める。うん、可愛い。

水の音が止むとすぐ様背中に温もりが重なる。

「せんーせ!」

楽しそうな声音と共にソファーの背もたれを越えて悠仁が膝に乗っかってくる。スマホを横に置いて五条は悠仁の腰に手を回し分かっていながら何?と問い掛ける。

悠仁は分かってるクセに、と頬を膨らませたが切替えて五条の唇に噛み付いた。柔らかい下唇を甘く食みながら琥珀の目が蕩けて至近距離から五条を見つめる。

「もっと、キスしょ…?」

首に腕を回し強請る悠仁にくつくつと五条は笑い恋人の可愛さに頭が痺れてくる。

悠仁可愛い」

言うと同時にガブリと悠仁の唇を覆って応えた。

悠仁〜…」
「んっ、ん…ふっ…」

寝転んだ五条の腰に跨り、後ろ向きで五条のモノ呑み込んでいる悠仁の背中に五条は情けない声で呼ぶが悠仁は腰を上下に動かして快感だけを追っている。赤黒いのが出入りする光景は絶景だが…

「…いい加減に顔見せてよー」
「あっ…は、やら…ぁ、っ」

ずっと弓なりに反って踊る背中しか見せ付けられていい加減蕩けた顔が見たいのに悠仁は怒っていて頑なに背中を向ける。

「意地悪したのは謝るからさ、こっち向いて?」
「や、っ…まだ、ゆる…さない、し……んぅっ!」

軽いイタズラで思わぬ逆鱗に触れたらしくて珍しく悠仁は直ぐに五条を許さない。
それでも体は合わせるのだから可笑しな話だが顔を見せない事で怒っているのだと分からせる。

ぎゅっと故意的に中を締め付ければ五条の表情が歪み歯を噛み締める。
我慢なんて出来る筈もなく、五条は腰を突き上げて思い切り襞を擦り付けながら抉った。

「っ!悠仁…!」
「あっ、ぁ、やぁあっ突かないでぇ!」
「ふ…っ、無茶言うな…!」

グリグリと奥を抉りながら五条は背中を向けていた悠仁をそのまま前に倒し体を反転させて赤くなった唇に噛み付いた。

スン、と鼻を鳴らす。
ふわりと鼻を擽る甘いムスクの匂いにうっとりとしてしまう。

「…悠仁?」

えと、僕臭う?と10分前から抱き着いて首筋に顔を埋め鼻をスンスン鳴らして嗅ぐ悠仁に五条は困惑気味に呟く。

まだ28歳だから加齢臭とかない筈だけど、と焦る五条を余所に悠仁はスンスン、クンクンと嗅いでいる。
傍から見たら飼い主の匂いを覚えようとしてる犬にも見えた。

「せんせ」

加齢臭?!と不安がる五条の首筋から悠仁がやっと顔を離し、見上げた。その表情を見下ろした五条はハッと目を見張る。

「せんせの匂い、好き…」

にぱっと笑みを浮かべた悠仁のその表情はトロンと蕩けていて、欲情していた。
五条の匂いだけで頭が痺れるような感覚に襲われ、背筋を電流が走る。吐息も熱くなって五条の肌を擽った。

「…せんせ、もっと嗅いでいい…?」

上目遣いに見上げてきた琥珀ゆらりと揺れる。
うっとり愉悦に浸っているその表情に感化されて五条の目も欲情していた。

「…いいよ」

でも、その前に僕の番ね。
そう囁いて五条は悠仁の耳の裏に鼻を寄せた。

雪豹×仔虎

ゴロゴロ、ゴロゴロ

顎下をスリスリと撫でれば喉から鳴るゴロゴロ甘えた音に五条は嬉しそうに目隠しで隠された目を細めた。
寝床に二人寄り添って寝転がり、仰向けになってお腹を見せる悠仁の体をどこも余すこと無くペロペロと毛繕いしてあげる。
擽ったそうに身を捩りながらも気持ち良さそうに微睡む姿は可愛い。

うにゃうにゃ、と意味もない言葉を口にしながら五条の懐にグイグイ頭をすり寄せてくる愛し子に五条の表情は緩みっぱなしだ。

「ゆーじ 」
「んにゃ〜…せんせぇ」

デレデレした表情で五条が悠仁の顔中をそれはもうベロンベロンに涎まみれになるくらい舐め回すと悠仁は構って貰えて嬉しそうに舐め返す。
顔の至る所を舐め尽くしてしまうと二人はお互いの舌を舐め啜った。
互いのザラ付いた舌の感覚が気持ち良くて二人の息は次第に上がっていく。

「ん、んに…ゃ、」

紅く頬を染めながら懸命にぺろぺろと五条の舌を舐める悠仁の姿に五条の息は興奮で熱くなった。

悠仁…もっと気持ちいい事しょうか」

悠仁の鼻にカプッ、と甘く噛み付いてトロリとした声音で五条は囁けば、悠仁の目がスっと期待に溺れた。

先生が出張先から帰ってきた。
ガチャっと玄関の開く音を聴いた瞬間身体は動いていて玄関へ走っていた。

「先生おかえりー!!!」

両手を上げて労わるように抱き締めようとしたけれどある匂いが鼻をついてたたらを踏む。

「ただいま!ってあれ、どしたの?」

先生も両手を広げて俺が行くのを待ってくれていたがたたらを踏み立ち止まった俺に不思議そうに首を傾げた。
ある1点の所から視線を外せなかった。
白い頬の肌に残る、一線の切傷。

「…その切傷どうしたの」
「ん?あぁ、仕事でね。相手が人だったからちょっと油断しちゃった」

頬の傷に触れて何でもなさそうに言う先生に悠仁の中でマグマのようにふつふつとドス黒い怒りが湧く。
徐に先生の胸ぐらを掴むと引き寄せて屈ませ切傷に噛み付いてやった。

「痛っ…悠仁?」
「傷、作んなよ。先生傷付けられんの許せないし腹立つ」

血が滲み塞がり掛けていた切傷をわざと開いて溢れてきた血を啜る悠仁に五条は目を見開いた。
驚いて僅かに口を開いたままの薄い唇にキスをして悠仁はニッコリ笑った。

「分かった先生?」
「…分かった」

頷いた五条の口元は、笑みを描いていた。

「ゆーじ」

高専の近くの公園に散歩がてら出掛けて目に付いたベンチに腰を掛けた五条と悠仁
すると眠そうに欠伸をして五条の肩にぽすっと悠仁が凭れ掛かったのに五条が見下ろす。

「ん〜なぁに…?せんせぇ…」
「眠い?」
「んー…せんせぇポカポカする…」

ふにゃり、と笑みを浮かべて悠仁は肩にグリグリと頭を擦り付けて腕の裾を掴むとそのまま目を閉じて眠ってしまった。

「ポカポカかぁ〜」

それは悠仁のことだと思うな。
くすりと笑みを浮かべ五条は陽だまりの匂いがする悠仁にそっと起こさないように口付けた。

春の暖かさに、二人微睡む。

駅の近くにあるオープンテラスのカフェで紅茶を片手に待ち行く人々を眺めていた黒和装の宿儺の元に黒スーツを見に纏った悠仁が近付く。

「宿儺ー」
「遅い」

やっと来たか。と顔を顰めたのに悪い悪い、と苦笑いして悠仁は宿儺の前に座った。

「…首の所、噛み跡がくっきりのままだぞ」
「え?マジでか」

スーツと同じ黒いYシャツから出る首筋から紅い歯型が覗いており黒と相まって際立って目立つ。
宿儺が指摘すると眉間に皺を寄せて「悟さん見える所は止めろって…」と小さく文句を呟いていた。

「また喧嘩したのか」
「うん。だってあの人また銃から庇ったから」
「どっちが側近なのやら…」

それ、あの人にも言ってくんない?と不機嫌そうに言う悠仁に宿儺はくつりと笑う。

「余程オマエが大事と見える」
「俺だって悟さんが大事だ」
「俺に惚気るな」

惚気けてない!と騒ぐ悠仁に宿儺はやれやれ、一緒に居る事自体が惚気だったか。と呆れて溜息を吐いた。

「来い」
「今日はどこ行くの?」
「新しい刀」

ふーん?もうちょっと年相応の所でも良いと思うンだけどなぁ。立ち上がり宿儺が残した紅茶を飲み干しその後を着いてく。

「せんせぇ〜」

幼い口調に五条はくつりと笑みを零し、なぁに?と悠仁の体を寝そべっていた床から抱き上げて寝室へ向かう。
眠気に襲われた時の悠仁は時折、幼くなる時がある。今もまだ子供だけれど普段の悠仁は周りに遠慮するような子供だ。遠慮と言っても別に周りに気を使ってる訳じゃない。
周りの人間の心に温もりを与えている反面、悠仁は甘える事に慣れず遠慮している。もっと子供らしくたくさん甘えれば良いのにと思っている。

「…せんせぇ」
「んー?」
「…せんせ、いないの寂しい…」
「……うん、」

出張で高専に居ないのがほとんどだから恋人なのに傍に居られなくて寂しい思いをさせてしまっていた。
悠仁は元気に振る舞って怪我だけはしないよう頑張って来て!と見送ってくれるけど…、寂しくない訳がない。

「暫くは悠仁の傍から離れないよ、安心して」
「ん、ホント…?」

本当に。そう返して五条は腕に抱えたままベッドに入るとそのまま悠仁を抱き締める。すると嬉しそうに微笑んで悠仁は眠った。

これから請け負う仕事もさっさと終わらせよう、悠仁が寂しい思いをしないように。

「愛してるよ、悠仁

 

 

今日もまた、太陽が昇って新しい1日が始まろうとしている。けど、俺にとっては地獄の始まりの合図。

俺は、死んだ筈だった。
なのに何故かこうしてまた何事もなかったかのように息をして太陽の下を歩いている。

裡に宿儺を宿したまま。
でもそれは嘆く事じゃなかった。宿儺とは一応生前に和解していたから宿儺がまだ裡にいることに関しては別に文句もない。
地獄へ道連れにするつもりの相手だったし一人じゃないと逆に安心感を覚えている。

何で生きているのか、不思議だった。宿儺は今回、何もしていないから宿儺も首を傾げていた。
でも、生きていてもそれが幸運とは限らなかった…どうやら俺の地獄は、ここからだったらしい…。

 

 

「す、く…な…」
『小僧、寝るな起きろ』

 

そんな事言われたって…起き上がれないし無理。
そう宿儺に反論しょうにも口からはごぷりと赤黒い血が溢れてヒューヒューと掠れた息が漏れるだけ。

鳩尾を貫かれたのだ。
べしゃっと後ろに倒れ込めばあっという間に地面を真っ赤に染めてしまった。油断した訳じゃないけど気を取られて背後に回われてしまい避ける間もなく貫かれてしまった。
 
「ゴフッ…」

 

またごぷりと血が流れた。意識が朦朧とし始めると裡の宿儺から早く代われという声が響く。反転術式で治そうとしてくれるのだろうけど、その元気もない。

あーぁ、しくったなぁ…。
せっかく?生き返ったのに、と諦めた思いで空を見上げたら、

 

「また勝手に1人で死ぬつもり?」

 

見上げたつもりの空は、美しい瞳に閉じ込められた澄んだ青い空だった。

 

「ご、じょ…せ、せぇ…?」

 

目を見張って見上げた顔を見つめた。
以前見た時よりも、やつれていた。けど相も変わらず年齢に似合わない幼いその面影は懐かしいと感じるものだった。

何でここに居るのだろうか…。そう顔に書いていたのか五条は疲れたように重い溜息を吐き膝を地につけて寝そべる悠仁を抱き上げた。

 

「…悠仁の気配を感じたんだ」

 

だから探した。

そして見つけてくれたのか。と悠仁は心に灯る嬉しさに目頭が熱くなるのを感じ。
良かったよ、今回は間に合って…。そう、切ない声音で抱き締められて悠仁は我慢出来ずに涙が頬を伝った。
 
 「せ、ん…せ…会い…た、…か……っ」
「うん…僕も会いたかった…悠仁が死んだなんて…」

 

僕は信じてなかったよ。
見つめた青空が今にも雨を零してしまいそうに切なく揺れた。

そんな表情なんてさせたくなくて口元に血が付いてしまうのも構わずに悠仁は手を伸ばし五条の両頬を引き寄せて薄い唇に許しを乞うように口付けをした。

すると痛い程にキツく抱き締められて深くなる口付けに悠仁は今やっと生きている事を強く実感して体を震わせた。

 

「もう…二度と離さないから」

 

散々口内をまさぐられてから離れた唇から吐き出されたその言葉は強く、確たる決意を固めた意志を感じた。

 

「離さないで…」

 

二度と、離れたくなかった。
だから五条が悠仁を抱き上げ高専には戻らない。二度と外には連れ出さないから、と監禁されると言われても悠仁はそれで構わなかった。

五条の肩に頭を凭れさせて悠仁は体の力を抜いた。
後はもう、五条に任せるだけだ。

 

 

…私にもよく分からないネタ(^q^)

 

 

 

 

多分増える