mikotoの呟き

美琴の小説、日記やお知らせ置き場です(*^^*)

◆宇善♀(R18)

 
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不毛だと分かっている。

 

こんな事が世間一般から許される事なんてない。こんな事がバレたら私だけじゃない、色んな人に迷惑が掛かるし世間の目があっという間に攻撃してくるだろう。

 

だから、この一回限りで良いんだ。この一回だけで私は前向きに生きていける。泣いてしまう時もあるだろうけど、思い出として強くなれると思うんだ。

 

だから、今回だけはどうか許して…。

 

 

 

 

 

カーテンを締め切った暗くなった部屋の中で二人分の息遣いがこだまする。

 

無意識にちいさな体が逃げようとするが寸時にたくましい腕がちいさな体を抱き締めて引き止める。

 

息が止まりそうな程に強くかき抱かれて身動き出来ない。噛みつくような口付けは奥に縮こまってる舌を捕らえてきつく吸い上げた。

 

「んっ…んんっ…!」

 

黄茶の瞳が震えて初めての快感に涙ぐむ。

息ができないほど乱暴に口腔を舐られ、くちゅくちゅと艶かしい音を立てて舌を擦り付けられ、その激しさにたちまち善逸の頭の芯がぼうっと霞んでしまう。

 

「ふぅっ、んっ……んん…ふぁ……」

 

酸欠になりそうになる寸前で口付けは解かれフラついた善逸の体は寝台の上へ沈んで倒れた。

 

「自分から誘ったくせにこんくらいでへばってンじゃーよ」

 

しゅるっと音を立ててネクタイをほどいて善逸を見下ろしてるのはキメツ学園の一人の先生である宇髄天元だ。

いつもは地味だからと薄銀髪の肩まで届く髪をターバン風に仕舞ってるのだけど先程善逸の手によって取られて端整な素顔が晒されている。

 

赤みがかった鋭い目に見下ろされて善逸はかぁっと顔が赤くなるのを自覚する。

宇髄の大きな手が密着した際にシワになった善逸のシャツに掛かった。ビクッと震える幼い体にふっと笑みを浮かべながらボタンをひとつ、またひとつ…とわざとゆっくり外す。

 

指が僅かに体に触れる度に善逸はドキドキと心臓が煩く鳴るのを感じて今にも逃げ出したくなった。こんなにもドキドキしてるのがバレるのではないかと気が気ではない。

最後のボタンが外されるとシャツの前を広げられて淡い黄色の下着に覆われた日に余り焼かれてない白い肌の胸が宇髄の前に暴かれる。

 

スッと宇髄の目が細まるのを見て善逸は羞恥の余り腕を交差して顔を隠し体を横向きにして宇髄の目から逃げようとする。

 

「~~~ッッ!そ、んな…見ないで下、さい…」

 

腕から覗く頬が赤く染まっている。

宇髄は顔を隠されたのが気に入らずその腕を外す。大した力も入れずに細い腕は素直に顔からどき、赤くなって潤んだ目が宇髄を見上げる。

その表情に宇髄は舌舐めずりする。

 

まだ高校生でガキだと侮っていたがこんなにも艶のある表情もするのか。普段は人の目も憚らず泣き喚いて醜態を曝しているガキだとは思えない表情をする。

 

1度だけで良いからと誘ってきたのはこのガキで、一体どういうつもりか知らないがガキ相手に勃つ訳ねーだろうと最初は断った。が、思いがけず体は熱くなっている。慣れない行為にモタモタし、口付けも初めてなのか震える姿はどうしてか…加虐心を擽られる。

 

徐に宇髄の手が下着を着けたままの善逸のまろやかな胸をまさぐった。

善逸はびくんと身体を震わせる。今まで誰かに胸を触れた事も弄ばれた事もなくて全身に走った未知の感覚におののいた。

 

「んぁッ…」

 

甘い声が上がるのが恥ずかしくて口を手で押さえようとすると気付いた宇髄がそうはさせず代わりに再び善逸の口腔を舐りながら、柔らかな胸を円を描くように揉みしだいた。

そうしてブラをずらし、現れた快感で固くなりつつある赤い突起を親指と人指し指で摘まんだ。

 

「んんっ…!!」

 

なにか痺れるような甘い疼きが胸の先から下肢に走って善逸は目を見開いて身震いした。

なに、何…?今の、雷に撃たれたみたいな、身体の中を走った衝撃は何…?!

 

唇を離した宇髄が訳が分からず困惑してる善逸に見上げられてにやぁと笑みを浮かべる。

 

「気持ち良いだろぉ?」

 

さっきのが気持ち良い…って事…?

初めての事だらけで善逸はさっき身体を駆け抜けたのが快感だって事を知る。そしてたったあれだけで何か可笑しくなりそうだったのにまだ行為は始まってすらいない事を恐れた。

恐れに善逸の目が揺れると宇髄は善逸の申し訳なさそうに鎮座する赤い乳首を口に含んだ。ちゅっと音を立てて、啄むようにそこを吸うと善逸の全身にずきんと痛みにも似た痺れが走って声を上げる。声を抑えようと口を閉じると空かさず宇髄がそれを止める。

 

 「声。我慢すんなよ」

 

宇髄はねっとりと舌先で善逸の乳首を舐った。いやいやと頭を左右に振り声を上げようとしない善逸を乳首を舐めながら宇髄は見つめる。白い頬が赤く染まる瞬間が幻想的な光景のようで美しかった。

ぬるりとした唾液にまみれた乳首がさっきよりも硬く凝ってくる。声を我慢しょうとするが我慢しきれない声が口の隙間から漏れる。

 

「あっ、あ…や…宇、髄せんせ…」

 

胸を弄られてる間にブラが外され、スカートやシャツも脱がされて善逸はブラと同じ淡い黄色のショーツだけの姿となった。

まだ完全に大人になりきれてない身体を晒す事に恥ずかしがるも胸を愛撫された事により善逸は意識がぼんやりしてみるみる全身が熱く火照ってきた。

 

ぞくぞく背中を駆ける快感に上がる声が甘くなっていく。宇髄の薄い唇が掠めるように乳首を擦っただけで吐息が熱く甘くなるのを善逸は自覚して頬を染める。

 

「はぁ…あッ…やだや、だ…恥ずかし、い…」

「は…まだこっからなのに今恥ずかしがってどーする」

 

宇髄の大きな手で覆われてしまう程の小振りな胸を両手で寄せ、白い肌にちゅっちゅっと音を立てて口付け、そのまま赤い痕を残す。

口を離すと白い肌に綺麗な赤い花びらが咲いて散る。そしてまた、凝って硬く立ち上がった乳首を口に含み舌を絡み付かせながら強く吸い上げた。

 

「ぃやぁっ、あぁっ…やぁっ」

 

じくんじくんと甘い疼きがそこから生まれて腰の奥がかぁっと熱くなって善逸は身体の奥がざわざわして熱くなる事に戸惑い胸元に顔を埋める宇髄の頭に手を置き髪を掴んだ。

宇髄の歯が乳首を柔らかく噛むとビリっと雷に打たれたような愉悦が走る。激しい疼きに思わず腰がびくんと跳ねる。

 

ど、どうしょう、身体が変だ。なんか、なんか奥がざわざわする…!!

 

身体の異変にもじもじしてるとふいに宇髄が善逸の片足を持ち上げると足の付け根、その奥に手を滑らせた。うわぁっ、と小さく悲鳴を上げてバッと顔を隠した善逸を横目に見つつ手元を見るとショーツが僅かに染みを作り濡れていた。

 

「はっ…濡れてるなぁ?」

 

ショーツの表面をなぞり、ぬめった粘液が指に絡み付いてくちゅり、と音を立てる。指先で伸ばしたりして遊んで宇髄は笑う。

声にならない叫びを上げて善逸は指の隙間からこの男っ…!信じらんない!!とキッと睨んだ。睨んだのだけど、その目は潤んでいて目端には今にも零れそうな涙が光っている。そして、赤く染まっている顔で睨まれても大して威力はない。

 

まだ理性が残っている事を確認して宇髄は最後の砦であるショーツを足から抜き脱がした。

誰にも見せたことない秘部を暴かれて心の準備がまだ出来てない善逸は悲鳴を上げて膝を持ち上げると宇髄の目から隠そうとした。

 

しかし僅かに太脚ですり合わせただけで完全には隠せず黄色の下生えが宇髄の目に止まる。

 

「へー…お前こっちも黄色なんだな」

「っ…や、そんなとこまじまじと見ないで下さいっ!!!」

 

善逸は羞恥の余り、耳朶まで真っ赤に染めて叫んだ。叫んだ拍子に目端に溜まってた涙がポロっと零れ落ちた。

頬に流れ落ちる涙を首筋に落ちる前に宇髄が舐めとりながら薄い黄色の毛に覆われた秘部を、宇髄の指がそろりと撫で上げた。

 

「ひっ……!」

 

ざわっとした戦慄が背中を走り、善逸は仰け反った。宇髄の指が、黄色の茂みに潜り込みつつましく閉じていた割れ目をそっとなぞったからだ。未知への恐れが善逸を襲った。

 

「や、いやだっ…」

 

身体を小さく震わして悶え、宇髄の手を遠ざけようと腕に手を掛けようとした善逸を見下ろして宇髄は口を開いた。

 

「善逸」

 

その声に善逸はピタッと腕を止める。一言、名前を呼ばれただけなのに抗えない。宇髄を見つめた。

そうだ。この行為はそもそも自分から誘って始めたことだ。怖がっている場合ではない。

 

善逸は腕を引っ込めて閉じていた膝をそろそろ…と開き宇髄が動きやすいようにした。よく出来ましたと褒めるように善逸の柔らかな頬を撫でると心地良さそうに善逸の目がとろんと緩められる。

 

善逸の気持ちが落ち着いた所で宇髄は手の動きを再開させた。くちゅり、と淫らな音を立てて指が割れ目に潜り込んだ。ひやりとした指が内部に潜り込む感触に善逸はぶるっと身を震わせて恐怖と、甘い悦楽を含んだ何かに息を弾ませる。

 

「あ、あっ…」

 

入口をぬるぬると指で掻き回され、甘い疼きが下腹部からどんどんせりあがって善逸は声をあげてしまう。なにか、とろりと熱いものが溢れて太股を濡らしてる。

 

善逸が怖がらないように顔中に唇を落として落ち着かせながら宇髄は淫らな音を響かせて指を奥へと進ませる。

 

「あっ!やぁ…宇髄、先生っ…」

「大丈夫だ、善逸…大丈夫」

 

奥に進む指に善逸が宇髄の肩に爪を立てる。宇髄は声を掛けてやりながら指を更に進める。狭い中の壁が宇髄の指に絡み付き締め付ける。

 

怖いのに、襲ってくる甘い疼きに善逸は喉を仰け反らして悶えた。胸がふるっと揺れた。

 

指っ…宇髄先生の、入ってきてる…っ!

 

 

 宇髄は善逸の白い首筋に舌を這わせた。

次第に上に上がってきた舌が善逸の小さな薄い耳朶の後ろを舐ると、ぞわっと悪寒にも似た刺激が走って嬌声が上がる。

 

「あっ!や、それっ…やだぁっ…」

 「耳が弱いのか?」

 

善逸はびくんびくんと腰を震わせて身悶えた。普段、何も感じない身体のありとあらゆる箇所がひりつくように疼いてしまう。

 

宇髄は善逸の性感帯を捉えて耳朶の後ろを熱い舌で何度もしつこく舐る。

舌がひらめく度に下肢が蕩けそうな程に感じてしまい、中がきゅうきゅうとうごめき宇髄の指に絡み付ききつく締め付ける。

 

善逸は耳がすこぶる良いのだ。動物並みに小さな音や振動でも聞こえてしまう為、直接耳朶の裏を愛撫されると音と感覚に犯されて悶えてしまう。

熱く潤む粘膜を宇髄の指がぐちゅぐちゅと掻き回す。善逸の喘ぎ声が甘いすすり泣きに変わる。

 

「あっあ…やらぁ、耳ッ…やっ…」

 

ふいに、宇髄の指先が割れ目の上に上がり頭をもたげていた小さな粒を探り当てて、つんつんと突いた。

すると途端に、びりびりと脳心まで貫くような快感が走った。

 

「っ、ひあぁっ…!!!あ、なにっ…なに…っ?!」

 

びくびくと全身をおののかせて善逸は悲鳴を上げた。新たな熱いなにかが下腹部の奥からとろとろと流れてくるのが分かった。

 

善逸は耐えきれない悦楽に身を震わせて宇髄に訴えた。

宇髄は婉然と笑うと快楽に身悶える善逸の可愛い表情を愛しげに見下ろした。

 

「善逸。もっと啼け」

 

残酷な宣告とも言えるその言葉に善逸は目を見開いて頭を左右に振って震える。

震える善逸を宥めながら、宇髄は充血した実を指の腹でくりくりと擽るように擦り上げると頭が真っ白になるような法悦に善逸は息を詰まらせる。

過ぎる快感に涙がぽろぽろと零れ落ちて善逸の頬を濡らす。

 

「善逸…もっとだ。可愛い所を見せろ」

 

低く艶めいた声音で熱い息を耳に吹き掛けられ善逸は鼓動が速まり胸の奥がきゅんと痛くなって切なくなり、違う意味で泣きそうになった。

 

そしてかりっ、と実を爪で擦られ目眩がする程の激しい愉悦に、声を上げることすら出来ず善逸らびくんと腰を突き上げて息を詰めた。 

 

「ッッ……!!!!」

 

 脳裏で悦楽の火花がぱちぱちと激しく散って足の爪先がくっと引きつった。

 

ガクガクと震える善逸の身体を見下ろす宇髄が笑みを浮かべた。あ。と善逸が声を上げる前に宇髄の指がまた、強く実を擦った。

すると善逸の最後の理性の欠片が弾け飛んだ。

 

「だ、めッ……ぁっ、あぁぁぁあッッ…!!」

 

善逸の目の前が真っ白に染まった。

一瞬、気を失ってしまい善逸は目を閉じる。しかし宇髄に頬を撫でられて瞼を震わせるとぐったりと弛緩した身体にふっと意識が戻り目を開いた。

 

シャツを脱いだ宇髄が善逸の顔の横に手を置き覆い被さる。引き締まった筋肉質の身体はイタリアとかによくある彫像の神のように美しい。

ぼんやりとしていた善逸はけれど、次の瞬間ビシっと固まって血の気が引きサァーっと顔を青ざめた。宇髄がスラックスの中から取り出した、生まれて初めて目の当たりにした昂る男の欲望…宇髄自身を見てしまったからだ。

 

は…?え、え…?ちょっ、嘘、ちょっと待って!あ、あんなの入る訳ないよね…?!!!

 

禍々しく凶暴に反り返ってるモノを見て善逸は身を起こし逃げ腰になって後ずさる。あんなのが入る訳ないじゃん!何あれ、凶器??!壊れちゃう、死んじゃうっ!!!

 

「まっ、待って、」

「コラ逃げんな」

 

静止の声を掛ける善逸だったが宇髄は逃げる善逸を許さず逃げる細い腰を掴んで引き戻すと無駄な肉のない細い脚を大きく割った。

 

いやいやと怯える善逸のまだ悦楽の余韻が残る入口にぴとっと熱い亀頭を押し付ける。びくりと震え、怖い筈なのに何故かそこがじんじんと疼く。

 

宇髄は熱い息を漏らして、ゆっくりと腰を沈めた。傘の張った欲望の先端がひりつく壁を押し広げて進むのに善逸は身体を仰け反らせた。

 

「やぁっ……!」

 

狭い中がみしみしときしみ、引き裂かれるような激痛が走って善逸は涙をぽろぽろと流しながら宇髄の腕にしがみついた。爪が肌に食い込み宇髄に傷を付ける。

 

「っ…きつ…善逸、力を抜け」

 

ゆっくり腰を進めながら宇髄が掠れた声でぎゅっと目を瞑って身体を固くする善逸に声を掛ける。

しかし善逸は力の抜き方なんて分かる筈もなくなくふるふると首を左右に振って身体を強ばらせる。

すると宇髄が顔を寄せて善逸の耳朶の後ろに舌を這わせて優しく囁いた。

 

「善逸。ゆっくり息を吐け、大丈夫だ」

 

感じる所を舐られて思わず息を吐くと善逸の身体の緊張が緩んだ。その瞬間を逃す宇髄ではなく一気にぐっと奥まで貫いた。

 

「あ、んんっ…!!」

 

自分の中に宇髄のモノがすっぽりと収まってるのを感じ善逸は目を見開いた。

 

熱、い…やっと、一つになれた…。

嬉しさに善逸の目から涙が溢れる。好きなのだ、宇髄が。例え、一生この想いが許されなくても今回の思い出だけで、幸せになれる気がする。

 

宇髄は深いため息を一つ吐くと顔に落ちる前髪をかきあげて中が馴染むまで暫しじっとする。繋がった所を見下ろすと破瓜で血が中から滴り落ちていた。

 

目を細めてそれを見つめるとそれから徐に、腰を穿ち始めた。

 

「んぁっ!ぁ、待、…先、生ッ……」

 

善逸は声を上げながらぐらぐらと揺さぶられ、引きつるような痛みに宇髄に助けを求める。

宇髄は善逸の滑らかな頬を伝う涙を唇で受け止めながら低く甘い声で言う。

 

「こっから良くなる、それまでの我慢だ」

 

突き上げるような圧迫感に声を上げると宇髄が善逸の唇を覆った。たちまち上がる声はくぐもって宇髄の口に消える。舌が絡み合うと痛みが気にならなくなり善逸は必死に宇髄の舌に応えた。

意識が甘く蕩け、次第に痛みよりもじんわりとした快感の疼きに変わる。奥になにか熱いものが生まれ、それが宇髄が奥を突く毎に次第に膨れ上がってきて善逸の身体を熱くする。

 

「は、ぁんッ…あぁ、ぁっ……」

 

中が甘く疼き、口から喘ぎ声が止まらず漏れだして身体を震える。

 

宇髄は息を荒くしながら次第に腰の動きを速めた。ひりつく壁を擦り上げられる度に熱く燃え立つような快感が生まれ全身を蕩けさせていく。さっきまで破瓜の痛みに震えていた中が今は悦びにうごめきながら宇髄自身に絡みついて離さない。

 

「やぁ…あ、ぁ…激し、ぃっ…!」

 

善逸は喉を反らし、甘い喘ぎ声を上げ続けた。既に脳裏は何度も押し寄せる快感にのまれて何も考えられない。

 

くちゅぐちゅっと淫らな音を立てて抜き差しを繰り返し、溢れた蜜が破瓜の血で薄桃色に染まって寝台のシーツを汚して濡らしていく。

 

「ひぁっ、あ…や、もう、だめっ…」

 

激しい動きに新たな愉悦が生まれて善逸は嬌声を上げるしか出来ない。未知の感覚に怯えながら、どんどん高みに追い上げられていく。

 

宇髄が力強く突き上げる度に善逸の脳裏で火花が散る。全身が淫らに燃え上がり気持ち良くて苦しくて、もうなにがなんだか分からない。

そして奥をぐりっと抉るように突かれて善逸は最後の大波に呑まれて意識が真っ白になって声を上げた。

 

「ひぁっ…あ、あぁ、や、やぁああぁぁっ!」

 

びくんびくんと身体を震わせ、大きく仰け反った善逸の身体を宇髄が力強く抱き締めた。

その瞬間、

 

「ぁ…!」

「ッ…」

 

宇髄が低い吐息を溢して腰を細かく震わせた。どうっと熱い奔流が善逸の中で弾ける。じんわりと広がる熱いものを感じながら善逸はしがみついていた宇髄の腕にすり…とすり寄るとふっ…と思考をとぎらせた…。

 

 

 

 

 

 

ふっと善逸は意識が浮上すると目を開けた。

目を擦って身を起こすとズキッと身体に痛みが走り、疲労で身体が重く怠かった。

 

自分の身体を見下ろすと綺麗になっていてバスローブを身に纏っていた。先程の行為がまるでなかったかのようだった。

けれど腰の痛みがそれが嘘ではない事を教えてくれた。

 

「起きたか」

 

ベッドの上でぼんやりしてると今までシャワーを浴びていたのか上半身を剥き出しのままで濡れた髪をタオルで拭いてこっちに歩み寄ってくる宇髄。

 

善逸は宇髄の姿をぼんやりと見つめる。

 ベッドに腰掛けて宇髄が大丈夫か、と善逸の頬を撫でると善逸は泣きそうになるのを我慢して笑顔を作った。

 

「…宇髄先生、今回はありがとうございました」

 

頬に触れる大きな手を、名残惜しく感じながらそっと外させて善逸は宇髄から顔を背けると痛む身体を無視してベッドから足を下ろして立ち上がる。

 

フラついたが踏み止まって気丈に振る舞う。この人には、大事な人がいるんだ。その前に教師と生徒の関係だ。それなのに危険を承知で自分なんかと寝てくれて…初めてを貰ってくれた。これ以上甘える訳にはいかない。

 

「私の我が儘で…初めてを貰ってくれてありがとうございます。もう、忘れて大丈夫ですから」

 

宇髄から背を向けながら素早く下着を着けてシャツを腕に通す。スカートを穿き、チャックを上げるとネクタイを結ぶ。

平常を装っているけど、声は震えてないだろうか。

 

「クソガキが…」

 

ひやりと冷たい声が後ろから聞こえてびくりとする。目を見開いて後ろを振り返ると宇髄がタオルを投げ捨てて立ち上がる所だった。

 

近付いてくるのに後ろに下がって距離を取ろうとするも歩幅が全く違うものだからあっという間に追い付かれてしまい壁に追い詰められた。

 

怖い表情で見下ろされて身体が恐怖で震えて動かなくなる。身長の高い宇髄に見下ろされると威圧感が半端なくて心の蔵が今にも止まりそうだ。

 

「お前…俺が何の責任もなく手を出したと思ってるのか。あ?」

 

ギロッと凄まれて善逸はガタガタと震える。

涙がポロっと零れそうになるのを我慢して宇髄を見上げた。

 

「せ、責任なんて…私がお願いした事なので先生が気にすることなんて……」

 

ない、と言おうとしたが宇髄の手がダンッ!と大きな音を立てて壁に手を着いた事によって最後のまで言えなかった。

人生で初めて壁ドンされたのに全然キュンと来なかった。怖い。

 

固まった善逸を睨みながら見下ろし宇髄は冷たい笑みを浮かべた。

 

「教師が生徒に手を出した、それもまだ未成年のだ。その時点で責任は取らざるを得ないんだよ。それを忘れて下さいだぁ?俺はそこまで無責任男じゃねぇ」

 

まるでお前が悪いんだろうが。と責められてるようで善逸は胸が痛くなって胸元をぎゅっと抑えた。けれど悪いのは自分なのだ。だからこそ責任なんて宇髄にはない。

お互いに今回の事を一生誰にも言わなければ済む話だから何故宇髄がこんなにも怒ってるのか善逸は分からなかった。

 

冷たい目が自分を見下ろしてるのが怖くて舌が悴むのをなんとか動かし尚更忘れた方が先生の為ですと伝えるとはぁ…と思いきり溜め息をつかれた。

顔を片手で覆ってコイツ、バカだ…と言わんばかりの宇髄の顔に次第に恐怖よりも善逸は怒りが込み上げてくる。

 

教師が生徒に手を出したのがバレたらヤバいのは良く分かっている。分かっているから先生には忘れて欲しいのに何でそこで怒る訳?意味分かんない!それにアンタ、嫁さんがいるじゃん…!!

 

「お前、俺の事好きなのに忘れられて良いのか」

 

は…?

 

善逸は目を見開いて宇髄を見上げた。赤みがかった目が見下ろしてきて宇髄の言葉を頭の中で繰り返す。好き。そうだ、自分は宇髄が好きだから誘って一生の思い出として初めてを貰ってもらったのだ。けれど、好きだなんて一言も伝えてない。

そりゃそうだろう、美人な嫁さんがいるのにこの想いを告げても私なんかが勝てる訳じゃないから。

だから今回も最後まで渋ってた宇髄先生をなんとかその気にさせて手を出すしかない状態に追い込んだ。それだけなのに何で私の気持ちがバレてる訳…?!!!!

 

固まる善逸を見下ろして宇髄がん?と首を傾げる。

 

「お前覚えてねぇの?意識落ちる前にお前好きって溢してたぜ?それに、お前が好きでもない男に処女捧げるとは思えねぇし」

 

その言葉に善逸は顔を両手で覆った。

まさか、自分から想いを告げていたなんて…!!!確かに意識が落ちる前に何か言った気がする。かぁぁっと赤くなる顔を俯く事で隠し善逸は泣きそうになって涙が今にも溢れそうになる。

 

好きなんて、伝えるつもりなんてなかったのに。 

 

黙って俯く善逸の両手を外し、宇髄は両手で善逸の頬を包み顔を上げさせた。善逸の目から一滴の涙が流れた。

 

「ま、そんな訳で?頑張って誘っただろうお前が俺はこれでも凄く気に入ってんだ。忘れろなんて言うじゃねぇ」

 

さっきまで体が冷えそうな程に冷たい目をしてたのに宇髄の表情は優しく甘い眼差しで善逸を見下ろし濡れた目元を親指で拭った。

せっかく拭ったのに、善逸は信じらんないと目を見開いて箍が外れたのか目からは止めどなく涙が溢れた。

 

「だ、って…アンタ…嫁さんいるでしょ…」

「あぁ。けど言ってねーが嫁3人いるから」

 

は…3人?!!驚愕した善逸が宇髄を見上げたまま固まった。そりゃ、こんな横暴だし自称・祭の神を宣うとんでもない派手派手とかうるさい男だけど素顔が男前だから女が放っとく訳ないと思ってたけど、嫁3人…?!!

そんなの許されるの…?!!!余りの驚きに涙が止まった善逸の頬を撫で、抱き締めた。

 

「既に3人いるし嫁が一人増えても大した事じゃねぇ。だから善逸…」

 

責任取らせて俺の嫁になれ。

 

せっかく止まった涙がまた溢れた。

こんな、事あっていい訳?これってもしかして私の都合の良い夢?まだ起きてないのかな私…だって、こんな、嬉しい事を…言われてるなんて信じらんない。

 

嗚咽が溢れ、つーんと鼻の奥が痛んだ。

いつまでも応えがないのに宇髄が善逸の頭を撫でて優しく返事は?と促すと小さな手が恐る恐ると宇髄の背中に回されて、こくっと頷いた。

行為の最中でも決して背中に回されなかった手が宇髄の背中にやっと回された。

 

ふっと笑って宇髄は小さな体を強く、世界から隠すように抱き締めた。

 

 

 

END